夜明け前

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木曽路はすべて山の中である」という有名な冒頭の言葉だけは知っていたけれど、ストーリーの方は何も知らずにみてみた。滝田修演じる青山半蔵という馬籠の庄屋の家に幕末に生まれた男が嫁をもらい、親の後を継ぎ、平田篤胤の教えのもと、よき地域社会を作ろうとするが。。という物語なのだが、これがちっとも退屈しない。宿場町ゆえ、天狗党新選組(の前身?)、錦の御旗の行列などが馬籠を通っていき、どの時代まで来ているのか追える。そして、この半蔵という、島崎藤村のお父さんをモデルにしたという人物がまじめに煩悶するところに、親近感をおぼえる。物語の最後、半蔵が自分の現在の年齢と同じであったというのも、この年齢ともなるとそういう気持ちになるなと思ったり、昔の56歳は、ずいぶん年寄り扱いなんだなと思ったり・・

牛方のストライキの場面での中心的存在殿山泰司、迫力あった。

主人公半蔵の娘役、乙羽信子が可憐。新藤兼人製作・脚本のゆえん?

以前松本に行くとき特急しなのでみた寝覚の床のような風景が出てきて懐かしい。撮影は宮島義勇

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↑山の中の浦島伝説。名前も不思議な寝覚の床。