この巻は、最近よくみかける個人経営のブックカフェの立ち上げの話が。取次にもそういうことに対応している部署があるんだ。。とりあえず今回ははじまり。またこの先いろいろあるのだろうけれど・・
ここに出てくるような形式の本屋さんとして、まず自分が思い浮かべたのは京都、河原町丸太町の誠光社。
恵文社におられた方がされている書店だけど、興味のあるテーマを取り上げられていることが多い。
最近関心を持ったのは「アウト・オブ・民藝」という、民藝運動から漏れてしまった、手仕事の話だ。
誠光社さんからの情報で、
「のんびり」という秋田のフリーペーパーで気になり、そのあと男鹿のなまはげ館での展示を拝見し、気になる人になった勝平得之という版画家は、ブルーノ・タウトが秋田での滞在したときの案内役であり、まさにアウト・オブ・民藝的テーマと関わりがあるということを知る。こちらは、なまはげ館に行った後、古本屋さんから取り寄せた勝平さんの木版画集「秋田歳時記」。
↑のんびりの14号に勝平さんの特集あり。
また、2月中開催されていた佐々木一澄さんの新著「こけし図譜」原画展も、こけしの絵もだけど、こけし工人さんの絵にとても光るものがあり、楽しめた。
佐々木さんは、以前一乗寺の、こけしや郷土玩具などに強いマヤルカ古書店で、郷土玩具カレンダーを購入し、気になっていた方だ。
以前には、脚本家木皿泉さんを招いての山田太一シナリオの読み解きイベント*1なども開催され、誠光社は、自分の興味の幅を広げて、よい刺激を与えてくれる本屋さんだ。