忘れられぬ人々

 

忘れられぬ人々

忘れられぬ人々

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 三橋達也、小津映画の子役突貫小僧、青木富夫、大木実の三氏が老境を迎えた戦友役。シニアの登場に胸躍る自分には本当に喜ばしい映画。

私が愛用している名画座手帳(後述)という手帳を作っているのむみちさんという方が大木実氏のこと(や、twitterアイコンにも使用されている飯田蝶子氏)をお好きでいらっしゃるもので、のむみちさんの文章を読むうちに私まで大木実氏に注目するように。

大木実氏は、「張込み」*1のあの若者がーと思って観たし、青木さんも突貫小僧の面影ありだと思ったし三橋達也さんも川島監督作品のお姿と比べたり。。名画座的な楽しみ方一杯の映画。また青木さんのあこがれの女性として出てこられる風見章子さんの佇まいの素敵なこと。風見さんのことは、山田太一のドラマ「深夜へようこそ」で、やはりあこがれの老婦人として出てこられているお姿も良くて記憶に残っていた。

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(↑上のページの写真コーナーで四枚目の写真に風見さんが写っている。)

また大木実氏の奥方を演じられた内海桂子師匠、普段よく慣れ親しんでいるポンポンとした語り口というよりもう少し控えた感じで、病を得て、人生の大切なものをしっかりと認識し、それを伝えようとしている居酒屋のおかみさんを出すぎないタッチで演じ切られていて心に残った。

お年寄りたちの平和な世界に忍び寄るのが、悪徳商法の連中だけど、そこで働く兵隊養成研修や、お年寄りに近づく手段などがリアルで巧妙でつらいものがあった。この映画の時代よりさらに今こういうことは悪い意味で進化しているように思える。悪徳商法の親玉が篠田正浩氏だが、お若い頃の爽やかな印象が素地にあって、大物感が出ている。

 

篠原誠監督はこの作品でも「おかえり」*2でも入り込みやすくベタベタしないタッチなのにしっかりと訴えるものがあってこれからも観ていきたい監督さんだ。

 

名画座手帳について

名画座手帳2020

名画座手帳2020

  • 作者:のむみち
  • 出版社/メーカー: 往来座編集室
  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: Diary
 

名画座手帳はタイムスケジュールも便利に記録でき、エアチェックにも便利で、しかもとても持ちやすい作りにもなっていて一回使い始めたら他は使えなくなっている。ちょうど今週のむみちさんがFMに出ておられたアフタートークがアップされ、こちらで名画座手帳の説明もあったので記念にリンク。

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さらにおまけで、ちょうど今週のサンデー毎日に青木富夫さんの息子さんのインタビュー記事が掲載されている。そのことを、のむみちさんがtweetされている。ちょうどこの映画を観た週に!なんとなんと!