野淵監督、私には「恋三味線」*1というアラカンさんの映画の監督さんというイメージだったのだけど、新劇運動をされていた方で、自分の祖父とも同級生だったことを最近になって知った。それで、祖父の生きていた時代を何かしら感じたくなってこちらを鑑賞。
「信長協奏曲」でも浅井長政と仲のよさそうなお市の方、もちろんこちらでも。「清須会議」*2では、勝気に元気だったお市の方も、この映画では織田信長を恨んでいる状態。
浅井長政を演じている大友柳太郎氏が若々しい。
（ご両人とも昭和３０年代の、堂々たるお姿の印象を持っている故）
原作は谷崎潤一郎 「盲目物語」。
驚いたのは映画の最後のこちらの画面。1942年とはそういう時代なんだな・・
