ジャック、ペギー・スーの結婚

 

ジャック [DVD]

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ペギー・スーの結婚 [DVD]

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かわいい系統のコッポラの映画*1の話をtwitterでしていて、90年代の「ジャック」と80年代の「ペギー・スーの結婚」をまとめてみてみた。

「ジャック」は、細胞の成長が早いこどもの物語。ロビン・ウィリアムズが10歳の少年を演じ、ジャケットの通りの見かけだけに、通うことになった小学校でも怪物扱い。私も観るまで失礼ながら形態変化によるドタバタ劇的なみたいなものかと思い込んでいたが、ジャケットには二十代で早世した監督の息子さんに愛情を込めて捧げた作品とあり、実際観てみたら老いや死の問題にずっと早く直面して、終わりがあるならなぜ学ぶ、生きる、という、人間の根本のテーマを、こどもらしい過程を経てやっと友だちができたジャックを通して、親しみやすく描いたもの。ジャックが学校になじむきっかけになる派手派手なシングルマザーの息子で、悪ガキだけど繊細なところのあるルイにひきつけられた。アダム・ゾロティンという俳優らしい。息子のことも思っているけれど、夜のバーでマンハントもしてしまう彼の母親役フラン・ドレシャーの感じもあるなあと思いながらみた。彼女がなかなか魅力的にみえるのだけど、コメディ経験のある方らしい。また、ジャックの美しい母親役ダイアン・レイン、ジャックがはじめて外泊した時の自立を喜ぶべきなのに戸惑う姿など本当に母親あるあるだと思った。冒頭ハロウィーンパーティの仮装をして浮かれていた夫婦が、ジャックとともに成長するという部分も大きい作品だと思う。ルイ以外の友人たちの個性の描き分けも良かったし、途中ジャックがやけを起こして出かける酒場でのエピソードの回収も嬉しかった。

ペギー・スーの結婚」は、こどもも大きくなって、夫の浮気でデスペレートな気持ちになっている主婦ペギー・スーが、高校時代にタイムワープしてしまう物語。その後の人生経験がプラスされているからなんだか普段と違う様子になって周りを驚かせたり、結構自分のペースで高校時代をやり直しているペギーを見ていて楽しい。年を取って経験が豊富というのは武器だなという気になる。私自身、若い頃のことを思い出して、今タイムワープしたらあそこのあの行動はやり直したいと思うこともあったりするので、なんかえらく興味深く観てしまった。胸のロケットが象徴しているペギーが一番大事にしたいものを時間旅行の末きっちり認識する過程はこっちも一緒に旅をして、自分の生活も見直させてくれるようなものでなにかアメリカのよき伝統も感じられるような映画だった。

 

いずれもふや町映画タウンおすすめ ☆☆(けっこう、おすすめ!!)作品。