お加代の覚悟

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1939年の島津保次郎監督作品。田中絹代扮するお加代は三宅邦子扮する踊りのお師匠さんの内弟子三宅邦子の夫は出兵していて銃後の守り。慰問袋の工夫、お加代さんの立ち居振る舞い、ご飯のシーンの箱膳など当時の暮らしぶりが自然に描かれているのも貴重と感じた。「この世界の片隅に」を観て以来そういう視点が備わった。

後半お加代が舞う「お夏清十郎」を題材にした踊り「お夏狂乱」のシーン、自分は子どもの時、日本舞踊を習っていて、この作品の村の子ども役を同級生らとつとめたことがあり、恋に破れたお夏を村の子どもがなぶるのを子ども心にキツいなあと思っていたのだが、ストーリーを知っていることで、このシーンのこの映画における効果をしっかり感じることができたように思う。旧い映画の、ここから先は古典で表現、という部分良いなあと思う。

 

お加代の覚悟

お加代の覚悟