荻上直子監督、「かもめ食堂」の時より具体的に表現している感じ。生田斗真演じるトランスジェンダーのリンコさんの仕事は介護士。介護の現場で、その美しさをみているひとがいるという表現が形をかえて出てくるけれどそこもよかった。
この映画で一番強烈に描かれているのはいろいろな母の姿だなあ。母のこどもに及ぼす影響というのを描いている映画でもあるなあ。
りりィが演じる、認知症の祖母、リアルでかつ妙に神々しくもありよい表現だったと思う。
☆2019年3月追記:大河ドラマ「いだてん」で、三島弥彦という人物を演じている生田斗真氏の華のある姿にうっとりしているのだけど、この映画との役の差(三島氏は結構モテモテでマッチョな雰囲気)、演じ分けにさらにさらに生田氏よいなあとなっている。この映画に出ていたのと同一人物?と思うくらい。それをきっかけに調べていて、生田氏の相手を演じたのが桐谷健太であったことに今頃驚き。気が付いていなかった。。。(いつも自分は気が付くのが遅い。。)さらに、白無垢姿で出ていたのが門脇麦氏らしいと知ってますますこの映画の豪華さに驚いている。
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