島津監督版*1に引き続き、今回は衣笠監督版を。島津版は1941年。こちらは1958年。時代のせいかかなり感じが違う。1941年版が短縮版ということもあったのか、こちらの方がストーリーはわかりやすい。絵画を意識したような図つくりもあったけれど*21941年版の方が情緒があった。(しかしながらこの作品、カンヌでも特別表彰されていたり、たくさんの受賞をしている。)
前回丸山定夫が演じていたイヤがられる旦那役を佐野周二が演じていて、松竹三羽烏の佐野さんがなんと・・というような気持ちになった。川崎敬三が山本富士子の相手の画家役だけど、自分にはアフタヌーンショーの司会をされていた時代の川崎さんのイメージが強く、こんな二枚目役をされていたんだ・・という印象。
- 出版社/メーカー: 大映
- 発売日: 1997/11/14
- メディア: VHS
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*1:http://d.hatena.ne.jp/ponyman/20180508/1525770828
*2:いよいよの場面での壁にかけてある絵や、一部だけみえている障子からの姿など印象的