まるで往年の東海テレビ製作の昼のドラマみたいなドロドロ&豪華な題材。しょっぱな久我美子のお風呂のシーンなどあり、かなり突っ込んだ表現が続く。オブラートに被せてあるけれどサディスティックに木暮実千代演じる雪夫人の二面性みたいなものも描いてあり、テーマはロマンポルノ的?と感じたり。木暮実千代が、凛とした感じと妖艶な感じを併せ持っているので成立していると思う。浦辺粂子が普段の感じよりしゃんしゃんとした女中頭的存在。雪夫人に頼られる菊中方哉に上原謙。上原氏の上品さが光る。もうほんとに世間知らずは・・と思わせる構成の中、京都の女綾子(浜田百合子)と雪夫人の夫のブレイン、立岡(山村聰)が光っていたりする。
全編構図がとても整っている。
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- 発売日: 2008/02/25
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