ブンミおじさんの森

タイのアピチャッポン・ウィーラーセタクン監督のものをみるのは三作目だけど、いつもあの世とこの世が入り混じり、輪廻思想みたいなものも感じさせる。この作品は森の動物に出会った時も自分の前世として向かい合う僧侶の話が下敷きになっていて、言葉ではうまく説明できないけれど、流れに身を任せようというゆったりした気持ちになる。
ラオスからの出稼ぎ労働者の結婚の話とオーバーラップして出てくるお姫様となまずの物語の美しい事。