なんとなくいい話すぎるまとめ方だったらどうしようという恐れから録画だけしてみるのをのばしのばしにしていたが、先日fiorentinaxさんの日記でこの映画での綾瀬はるかのことがほめてあってみることにした。
原作とは見た目はかなり違っていても、うまく原作の精神を生かしている俳優陣たちだった。原作より登場人物たちに手が届く感じもした。（原作の登場人物たちはどこか高潔な感じがするのだけど、映画の方はみている自分と距離が短いように感じた。）
「誰も知らない」の時から感じていたけれど、是枝監督の季節感豊かな画面の美しい事。日々の生活を丁寧に描くことによって登場人物を描いている感じもとてもいい。
少しだけ終盤説明的なセリフがあるように感じた。そこまでは思っていることはその人の行動をみていればわかるというタッチなので、説明的なセリフは野暮に感じた。
原作は所々でツボを押す感じでいいセリフがでてきたりしてそれがぐっときたりもあった気がするのだけど、この映画にはいいセリフはいれないほうがよさそうな気もするけれど、しまりがなくなるかな・・
