子供の事情

wowow三谷幸喜の舞台「子供の事情」を。
10歳の小学生を大人が演じるという事でしんどいものになったら・・という危惧があったが、全くだった。子供には子供の事情がある、10歳ともなれば姿が子供なだけで、子供の時の気持ちや苦悩って大人になってもそのまま原型となって引きずっていたりする・・ってことを自分の体験からも思いおこす。「団地ともお」もだし、自分の体験からも思うのだけど、精神的な意味では10歳ってほんと今の精神の原型にもうなっている。
優等生と学級委員の描き分けなどもおもしろい。わたしはどちらかというといい子の部類でその悩みも描いてくれているのがうれしい。
どこかでみた顏と思っていた子役で活躍しているクラスメート、伊藤蘭だったんだ!
吉田羊の演じていた人一倍の努力が点数に結びつかない女の子、善意だけどからまわりしたり・・の描き方もうまい。
(以下ネタバレ)
大泉洋の演じていたコンプレックスをバネのポピュリストみたいな役、なんか現実の大人の社会とリンクして感じるなあ・・

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