蠅取り紙

重厚なイメージのワイダ監督なのだけど、この作品(69年)は、大きなサングラスと襟の大きめの花柄シャツ+ジーンズにカジュアルな毛皮をはおった70年代前後のファッションを強く感じる女学生とゴーゴーバーのようなところで出会ったり、ワイダもこういう時代を生きてきてこういう表現もアリなんだ・・と思わされた。ビデオジャケットには「中流階級や芸術家気取りの俗物根性への風刺的作品」とあるが、確かにこんなことしててもなあ・・というような話ではある。

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