ローズヒルの女

twitterですすめてもらってみてみた。スイスの田舎に写真だけを手掛かりに嫁いできた黒人女性ジュリー。相手の男性が古い写真を使っていたりしたことからどうしても結婚生活にはいることができない。どこか都会の香りのする彼女は町をさまよい、まるっきりボンボンの工場主の息子と出会うが・・・
アラン・タネ―ルは映像詩人と称されているようで、撮り方によってはゴシップ的になりかねないストーリーを一枚一枚のページが美しい絵本のようにまとめあげている。ラストの物悲しくも美しいバンドネオン風の音楽が、登場人物に寄り添うような、それでいて突き放すようなこの映画にぴったり。(音楽担当ミシェル・ヴィンチ)

ローズヒルの女 [VHS]

ローズヒルの女 [VHS]