白洲次郎の流儀

カントリージェントルマンとはどういうものか、本当の意味でのダンディズムとは・・ということを感じる本。

白洲さんが書かれたという祇園お茶屋松八重の看板の、青柳恵介さんのおっしゃるところの「邪気のない字」本当に素晴らしい。しかし、ネットでみるところによると、今使っておられる看板の文字は違っている。

軽井沢ゴルフクラブの工事現場管理が縁で白洲さんの別荘の管理までされたという小林淑希さんという方が建築会社をおこそうとしたときの白洲さんのアドバイスが現実的でよかった。建てることよりメンテナンスが大事だから、細かいフォローをしていけと、軽井沢の知り合いに配ってあげるからはがき大の名刺を作れと。あと、どんな偉い人に会ってもコメツキバッタみたいに卑屈になるのでなく相手の目を見て話の内容を理解して一礼すればそれでいいとのこと。とても心に残った。

参考:windshipさんの武相荘記録

白洲次郎の流儀 (とんぼの本)

白洲次郎の流儀 (とんぼの本)