NHK BSプレミアムカフェ 街はこうして輝いた 銀座&六本木

番組のページ銀座・並木通り 茂登山長市郎 (初回放送:2014年)六本木 川添梶子(初回放送:2014年)1964年のオリンピック前後の東京に夢を託した人々の物語をたどるシリーズ

並木通りのサンモトヤマというお店の茂登山さん、六本木キャンティの川添さんやそこに集った人たちの物語。茂登山さんが、銀座にユニクロなどの量販店が入ってくることについて、「昔はよかった」なんて決しておっしゃらず、「新しい血が入ってこなければ滅びてしまう」という意味のお話をされていたのが印象的。ちょうど読んだとんぼの本の「白洲次郎の流儀」*1に載っていた青柳恵介さんの「白洲次郎のいる風景」という文章の中で、「昔の軽井沢は良かった」というような物言いを白洲さん夫婦ともに嫌がり、「今のほうがいい」と大声でいったというエピソードを読み心に残ったところで。
なにか映画「山猫」の公爵のように、本物の世界を知っていながら、知っているからこそ、古びないためには自分が変わっていかなければという心意気を感じて。ダンディズムというようなものを感じる。

六本木キャンティが伝説的な店だったというのはぼんやりと知っていたが、そこで遊んだ大人たちのおしゃれなこと。立木義弘さんの姿やおっしゃることもとてもかっこよかった。
また六本木キャンティ付近の洋館ということで紹介された和朗フラット すごく気になった。こちらに紹介が。放送では、ギャラリーや雑貨店も入っているがもともとアパートだったということで、大佛次郎ディック・ミネ細川俊夫氏などが住んでおられたと紹介していた。
こちらのページには京都の立誠小学校との類似点も。

もうひとつはキャンティのすぐそばの洋館インターナショナルクリニック。(こちら参照。2014年の放送時点で片づけをされているところだった。)