放課後

アッバス・キアロスタミ監督(1972)
14分間の中にキアロスタミ監督のエッセンスがつまっている。まず映る学校で失敗してしまった少年の顔の大写し。この表情をみただけでキアロスタミ監督だ!とうれしくなる。もうここで観る人の心をつかむ凄さ。
路地と犬、長い丘・・思い詰めた気持ち・・懐かしい文字が記された友人の手紙のように眺めていて嬉しい。twitterで、キアロスタミ監督のおかげでイランに住む人のことを知ったと書いてあるのを読んだけれど本当にその通り。イランへの扉を開いてくれたのはキアロスタミ監督だし、他国との交流ってそういうことなのだなと思う。
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