ニューギニア泥面族

今村昌平のプロダクションが作り、73年に当時の東京12チャンネルの金曜スペシャルの1時間枠で放映されたもの。
73年の金曜スペシャルのタイトルを載せておられるサイトがあったが、ああこの空気懐かしい。タイトルは扇情的でも、中身は普通だったりしそう。(リンク先edgeではうまく表示せず。IEだとちゃんと表示した。)
これも至極まじめに作られていた。泥面族はひょんなことから泥の面をつけ、観光としてその方がウケるのでニューギニアの特徴である派手な羽根飾りとかではなく泥の面をつけて踊っているらしく、生きていくための手段として酋長が観光としてやっていくためのよりよい演出をしたりしているという風な説明があったり・・おもしろい描き方。全く異世界の出来事を絵本の中のことのようにきかされるより、より人間らしくて、なるほど今村プロだと思ったりする。また、西部開拓ショーをネィティブ・インディアンを巻き込んでやっていたバッファロー・ビルのことを描いたアルトマンの映画「ビッグ・アメリカン」を思い出したり・・
作り手だった今村プロダクションの武重邦夫さんの書かれた文章がネットに載っている。この作品についてはこのページに少し。今村プロの仕事の仕方がとてもわかっておもしろい読み物。