なんか人間関係が複雑に入り組んだビデオジャケットの解説をみて、理解できるのだろうか?と思ったが、アルトマン監督、整理がうまい。ケネス・ブラナー演じる弁護士の調子に乗っている感じがおもしろくて、そこから起こる事件にどんどん惹きつけられた。
「ロング・グッドバイ」*1に引き続き、またまた猫の様子が状況を説明。かわいがられている雰囲気の猫、毛並みの汚れた猫・・そして人間の分身として大きな事件を予感させたり・・アルトマン、猫好きだ、きっと。
見る映画見る映画*2で、背が高いのが弱点にみえたり、純でちょっといっちゃってるような雰囲気がかわいい、という印象を持っているダリル・ハンナ、解説を読んだときは、危ない女をやるのかと思ったが、今回は弁護士事務所の助手。固い雰囲気もなかなか。そして、ダリル・ハンナは哀しげな表情がよく似合う。堅実な仕事の役なのに、妙に誠実で損をする、でも基本犬のように心はまっすぐみたいな役ハマっている。