ひとりごはんの背中

2009年1号から2011年42号に連載された「モーニング」に連載していた「ひとりごはんの背中〜独身男女の自炊と暮らしの手帖」という連載から抜粋し、加筆・編集したものとのこと
一人暮らし生活している人の部屋でごはんを出してもらって食べるという企画、なかなか面白かった。例えばブログ、あるいは、夜の電車からふっとみえる部屋など、知らない方の日々の暮らしというのを感じるのが好きな私にはうってつけ。この感じ一人暮らしの人の部屋を写した筑摩文庫の「TOKYO STLE」*1のことも思い出すが、もっと読んで楽しませる要素が強い。そこにいる人と部屋の様子、ききだしたその人の人生、出された食事が生き生きと伝わり、読んでいる間中楽しい時間を過ごす。えらい輝いている人のところへ行った時の能町さんの

これは私の悪い虫が騒ぎ出すよ……ポジティブあたりの虫*2が……。

という表現でのネガティブな気持ちがまたうれしい。
あっそうそう、リツィートされてきたtwitterの発言や「東京都北区赤羽」(ドラマも未見だがうわさだけきいている)などで最近気になっている清野とおるさんの登場もうれしかった。

ひとりごはんの背中

ひとりごはんの背中

*1:http://d.hatena.ne.jp/ponyman/searchdiary?word=TOKYO%A1%A1style

*2:ポジティブあたり、つまり、ポジティブな雰囲気にあてられて、ぐったりしてしまうこと