ブラック・サバス 恐怖!三つの顔

wikipedeiaによるとロックバンドのブラック・サバスは、この映画に行列している人々をみて、人間は恐怖を求める、という着想よりその名前をつけたとか・・

毒薬と老嬢*1に、顔の整形に失敗し、コワい顔になってしまったお兄さんに「ボリス・カーロフ似」という言葉が出てきて、本物の方もみたくなったのがこれを借りたきっかけ。

三つのホラー的なお話がオムニバス的に綴られるこの映画、「世にも奇妙な物語」におけるタモリの役割をボリス・カーロフがつとめており、さらに、トルストイ原作の吸血鬼ものの第二話で吸血鬼役を演じている。ポピュラーなイメージの華奢な美男という感じの吸血鬼でなく、原作ゆえかどっしりした農民のイメージのある吸血鬼であった。キングの「ペット・セメタリー」にも相通じるような、愛する身近な人の死を乗り越えられないがゆえの悲劇みたいなものも感じさせる。

ネットでみていると、タランティーノがこの作品が好きで、「フォー・ルームス」の参考にしたとかいう話も出てくる。確かに共通点ある。

すべてが終わったラストの処理なども、にやっとさせられ、イタリアっぽさも感じる作品。
amazonではdvdにこれまたエラい高値がついている。

ブラック・サバス恐怖!三つの顔 [VHS]

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