読まされ図書室

読まされ図書室

読まされ図書室

自分の好きな本でなく、人に薦められるままに自分では選ばなかったような本を読まされ、その本で読書感想文を書いていく企画。常々映画やテレビドラマをみていてよく思うのは、ある程度制約がある方がおもしろいものができるということなのだけど、この本にも、我を超えるということの魅力がある。
小林さんの文章表現は意表をつくユニークさがあるのだけど、それがとても的確。背筋はしゃんとしているけれど、弱音とは無縁なわけでもない生活が見えてきて楽しい。
suicaのデザイナー、さかざきちはるさんのイラストや最後の「読まされ図書便覧」もとてもいい!

興味を持った本
鬼海弘雄の写真集「ぺるそな」 便覧によると、「1973年から浅草で撮影された、市井の人々のポートレイト。すべて同じ場所、同じアングルで撮影されているが、ひとりひとりの姿形はもちろん、眼差しや仕草、服装・持ち物などに、まぎれもない個性と人生が浮かび上がる。」とのこと。

ぺるそな

ぺるそな

斎須政雄 「十皿の料理」
誰でもはじめは初心者、その人がどう努力していくかという話のようで・・

十皿の料理―コート・ドール (御馳走読本)

十皿の料理―コート・ドール (御馳走読本)

佐野洋子 「死ぬ気まんまん」

死ぬ気まんまん

死ぬ気まんまん

福田博通 「神使像図鑑 神使になった動物たち」
神社仏閣の動物オブジェはいつも興味惹かれていて・・
[asin:4876478139:detail]

石井桃子「山のトムさん」
石井さんの実体験がベース。山の中での開墾生活ともらわれてきたネコの物語だったんだ・・

山のトムさん ほか一篇 (福音館文庫 物語)

山のトムさん ほか一篇 (福音館文庫 物語)

フランク・パヴロフ「茶色の朝
他人事とは感じられない反ファシズムの寓話

茶色の朝

茶色の朝