ハムレット

年末に「100分de名著」というNHKの番組でハムレットをとりあげていたのを見た。(こちら)いくつかの有名なせりふと設定しか知らなくて具体的な流れが知りたくて。その中で特におもしろかったのが、第二回でとりあげられていた登場人物にそれぞれ人間の特質が象徴されているということ。
で、それを踏まえて、一回「ハムレット」を通しで知ろうとこの映画をみてみた。まず感じたのは、台詞の素晴らしさ。シェークスピア物みるとき、その流麗すぎる台詞で躓く時があるのだけど、テレビの予習がきいて、ちょうど歌舞伎や文楽で知っている一節が出てきた時のような、名調子を一緒に口ずさみたくなるような気持ちに何度もなった。
たくさんのハムレット映画がある中で、ふや町映画タウンの大森さんのおすすめ印がついているこの作品、大森さんのおすすめポイントはカットするところはカットしわかりやすくまとめてあること。ビデオパッケージには「古典の枠を破り、荒々しく肉感的で衝撃的と評され、ロンドン、ブロードウェイで大喝采を浴びたニコル・ウィリアムソン版のハムレット。最高の演劇陣を得て鬼才トニー・リチャードソン監督が放つ衝撃の名作」と説明されている。確かに脇もしっかりしていて、楽しめた。装飾もとてもよい。

この作品を含めてハムレット作品をまとめていらっしゃるページをみつけた。(こちら)参考にしたい。

ハムレット [VHS]

ハムレット [VHS]