映画と恋とウディ・アレン

ウディ・アレンの人生をまとめた映画。彼の映画を見ているときのような、その時間ずっといろいろなことを忘れて映画の世界にはいれるような心地の良さがあった。音楽なんかもウディ・アレンの映画のようで。
「ブロードウェイのダニー・ローズ」みたいなかわいらしいお話、お話としてすてきだけど、彼の実人生とはあまり関係ないように勝手に思っていたけれど、一人で舞台に立ってまるでウケないような時代の話などきいて、ウディ・アレンの映画の良さって主人公が都会的にくよくよと悩み倒すってところだけじゃなくて、わさわさした周りの人の表現のリアリティーもものすごく大事なところで、それがまた頭で考えているだけの話ではなかったんだ・・というような今更の発見めいたものもあった。