恋飛脚大和往来 封印切

平成二十三年明治座五月花形歌舞伎wowowで放映したもの

勘太郎さん時代の現勘九郎さんが主人公忠平衛役。お父さんの勘三郎さんの「夏祭浪花鑑」*1をみたときも、まったく違和感のない上方ことばに驚いたが、勘太郎さんも完璧だった。心の弱い優男を魅力たっぷりに演じて、みているものの気持ちもものすごく持っていかれた。八平衛役の染五郎さんの追い詰め方も半端なかったし。七之助さんの梅川、とてもかわいらしい。
この舞台をみていて、おえんを演じた上村吉弥さんという方に惹かれた。時々お見受けしていたが、マイルドなはんなりした感じとてもいい。