片倉館

諏訪にあるレトロな建物の温泉、片倉館。申し込みしておくと1時間ほど解説しながら中を見学させてもらえる。

片倉財閥はシルクエンペラーと称されたらしく、富岡製糸場の最後の所有者も片倉家だとか。
松本にカタクラモールというところがあり、その横にカフラスという渋い建物があったのだけど(こちらのブログ参照)、そちらも片倉家と関係があるらしい。

建物は温泉棟と会館棟にわかれていて、渡り廊下でつながっており、温泉棟は日帰り温泉として、会館棟は今でも集会などに使われているが、会館棟正面には

高村光太郎作の、靖国神社狛犬原型が。(靖国神社狛犬は片倉家が寄贈したものとか)

そしてここを抜けると

ホールには立派な階段

浴場、会館、渡廊下の3棟が国の重要文化財に指定され、噴水池と石塁が重要文化財の附(つけたり)指定となっているとのことだったが、

噴水池のタイルもおもしろいデザイン。

片倉館の建築は森山松之助という辰野金吾のお弟子さんとのこと。
随所にいろいろな工夫がされている。

配線を隠すための柱を空洞化、
諏訪湖を埋め立てたゆるい地盤を補強するための人海戦術による土台づくり、天井からの負担を減らすためのつり天井、
守り神としての熊の装飾


森山氏の年表をみていると、放蕩ー勘当というような時代もありつつも勉強にはいそしみ、とのことでなんだかおもしろい人生を送られたのだなと愉快な気分になる。


隣接する諏訪市美術館もおもしろい建物だなと思ってみていたら、もともと片倉館の懐古館で昭和初期の建物とのこと。(こちら参照)

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