パルチザン前史

映画「マイ・バック・ページ*1で、マツケン演じる学生の事件に巻き込まれた京大の闘士滝田修という人がこの作品に出て来るときいてみてみた。60年代の京大闘争のさなかの姿だけど学園紛争ものでよくみる(そして現実でも幼い自分もきいたことのある)アジテーションは、独特のふしまわしばかりが耳に入って不勉強な自分には中身はなかなか入ってこないのだけど、バイト先の予備校生相手に京大解体といいながら、大学に入る手伝いをしている自分という立場に関するホンネトークをしているところ、自宅でローザ・ルクセンブルグの著書の中で好きなところを語るところなど、生身の滝田氏を感じられるシーンはとてもよく、「マイ・バック・ページ」の原作*2川本三郎さんが描いておられたことがさらに文字通り真に迫る。

鈴木邦男氏がこの映画について書いておられるページ

滝田さんが本名の竹本信弘という名前に戻って書いておられるブログ。(ブログではひらがな表記)このページには、「マイ・バック・ページ」の事件のあとの逃亡のことも言及されている。ちらりちらりとバックナンバーを読んでいると、「パルチザン前史」で、魅力のひとつだと感じていた関西弁についての文章も出て来る。

パルチザン前史 [DVD]

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