歌舞伎のだしもの×雷蔵ってことで、先日みた「弁天小僧」*1と同じところに勝手に頭の中で分類してしまい、伊藤大輔監督にしてはなんか中村玉緒を縛りつけるところとかえらく耽美的だなあと思ってみていたら・・・そうだ、これは増村保造監督だった!どおりで!若尾文子も猫のように生き生きしていた!中村玉緒の可憐さもすごく出ていたし、増村監督はいろんな女性の魅力引き出すのうまいように思う。なんというか場面がもたもた重くならない。なんかサラリーマンNEOのセクスィー部長みたいな調子の良さ。(色恋第一主義でビジネスに貢献するなんてことみじんも考えてないけれど・・)世之介のふらふらっぷりはあそこまでいったら堂にいったもの。アナーキズムも感じられる。諸国めぐっていくのを表現する地図もかっこいいしラストもよかったなあ!
☆増村、雷蔵両方好きなsumikoさんも増村のおすすめ*2の中でも雷蔵のおすすめ*3の中でもこの映画をすすめておられる。
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