なんともいい映画。14歳のNYに住む少女たちがピーター・セラーズ扮するピアニストに夢中ごっこみたいなのをして・・という映画だけど、この感じものすごくよくわかる。「ゴースト・ワールド」はこれをヒントに、と書いてあるブログ*1を拝見したが、なるほど。。女の子二人の夢中ごっこの対象へのかわいい妄想ノートみたいなのつけているのもすっごくいい。ピーター・ジャクソンの「乙女の祈り」*2はこれのちょうど影バージョンだな。音楽もよき時代のアメリカ映画っぽくってよかった。エルマー・バーンスタインとあるけれど「大脱走」の音楽の人らしい。父親と娘の間に流れる寛容な空気の表現や、天才肌で大金持ちでちょっと変わり者っぽいマリアンの友だちを受け入れるマリアンの家族の感じ、二人がちょっと成長して背伸びしているところだとか、もう好きな要素がいっぱい。NYのすてきな映画にリストアップしたいものがまた増えた。