浄瑠璃を読もう

昨年11月に文楽忠臣蔵をみにいく前に、この本の忠臣蔵の部分だけ読んだらかなり入りがよくて・・そのあと、「義経千本桜」のところではほかにも読みたい本が並行してあったことも手伝ってかちょいと時間がかかったものの「菅原伝授〜」以降はおもしろくノンストップで読めた。
特に好きだったのは「冥途の飛脚」のところ。だいたい「冥途の飛脚」ってタイトル自体奮っているなあ。同じ事件を扱った近松門左衛門作のものと他の作者のものの対比で、近松の良さすごくわかった。それと「本朝廿四孝」。親孝行の観念に縛られがちな私には爽快。
どうしてこのやりとりがあるのかわからない部分はわからなくてよい、と緩急つけてくれる解説書。頼もしい。

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