コンバット Ⅲ また一人減った/脱出の道なし

「脱出の道なし」がロバート・アルトマン作品。「また一人減った」を最初みているときは、アルトマン以外でもおもしろいものあるな、と思っていたのだけど、「脱出の道なし」がはじまると、やっぱりぐんと自分のひきつけられ方が違う。先日みたやっぱりアルトマン演出の「あるドイツ将校」もだったけれど、戦争はただの背景、人を描くための環境でしかなく、ドンパチ苦手な自分にも楽しめる。特にこの巻におさめられていた「脱出の道なし」はドイツの歌姫の場面も充実していてテレビ番組でなく映画みたいなクオリティだった。