佐々木倫子さんの「チャンネルはそのまま」とくらべると同じマスコミの仕事ものといってもこの作品の肉食系かつハード。でも、組織にいろいろな人がいていろんな働き方がある、ってことは同じ。主人公の松方弘子はエッセイから感じるモヨコさんの雰囲気にとても重なる。
「仁義なき戦い」のキャストを連想させる名前がついているということで読んだのだけど、その楽しみもある。「仁義なき〜」の中でのそれぞれのスタンスと名前に共通点があって。主人公もだし、皆が嫌がるゴシップ張り込み担当菅原文哉とか嫌な仕事はしなく口調のえらそうな新人編集者田中邦男、上や下との距離の取り方が絶妙なデスク成田君男など。絵もよくて大好き。
- 作者: 安野モヨコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/11/22
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 162回
- この商品を含むブログ (849件) を見る