チャイニーズ・ブッキーを殺した男

ジョン・カサヴェテスの映画をはじめてみた時は、抑揚をつけない語り口に少し戸惑いも感じたのだけど、ミルクマン斉藤さんがカサヴェテスを解説してくれたトークショーに参加して以来、おめでたくないような物事が起こっている時の、それに遭遇した人々の顔の表現の豊かさなどに注目できるようになり、なるほど、カサヴェテスという人はジャームッシュウディ・アレンに影響を与えているというのがよくわかると感じるようになった。
いろんな映画に出てくる女との時間を大切にしている愛すべき男。軽めの色男という感じの、うらぶれたキャバレー経営者が語る「安らぎを得るための努力」の話。なんかとってもよかった。

チャイニーズ・ブッキーを殺した男 (オリジナル完全版) HDリマスター版 [DVD]

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