手をつなぐ子等

放浪三昧」で、稲垣浩監督伊丹万作脚本のあたたかみのあるスマートさに感激し、その解説にもすすめてあったこの映画をみた。ありがたそうなタイトルに二の足踏んでいたのだけどありがたすぎて煙たい映画じゃ決してない。かわいらしくてすてきな映画。ちゃんと容赦ないところもあって。タイトルにこどもの絵を載せてくるしょっぱなのセンスからすばらしい。京都の学校の名前がでていたが、お母さん役杉村春子もこどもたちもみな京都弁でしゃべっていて、リアルで楽しめる。途中こどもの頭の中の壁の落書きとこどもの実写が重なるシーンなどのセンスの良さも凄い。宮川一夫撮影。
タイトルにまどわされず見てよかった!傑作。

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