ぐるりのこと。

すごくおもしろかった。橋口亮輔監督の作品は同時代的で心に沁みるなあ。リリー・フランキーと木村多江が演じる夫婦の１０年に、夫の仕事が法廷画家であることからその１０年に日本人が見守ってきたさまざまな事件がはさみこまれ、本当にいろいろなことがある人生、自分の人生が万人に理解されなくても自分を好きと思ってくれる人がもっと好きになってくれればその方がいいじゃないか、という、映画の中でも出てきたメッセージがとても伝わってきた。リリー・フランキー、頼りなさげな風にみえてそっと寄り添う感じ、よかった。いつも妙な力強さを感じる人だ。木村多江のにいさん夫婦を演じた寺島進たちの俗っぽい感じもよく出ていたなあ・・
Akeboshiというミュージシャンの主題歌もよかった。

ぐるりのこと。 [DVD]