婦系図

有名な「別れろきれろは芸者の時に〜」というセリフだけ知っていて他なにも知らなかったお話だけど、韓流ドラマみたいなジェットコースターぶりに驚いた。恩師の酒井が自分のコンプレックスを刺激され苦し紛れに・・みたいなところはわかるのだけど、雷蔵演じる主人公早瀬主税もどんなもんだろうな・・「舞姫」とかこういう話とか、もちろん時代がそうなんだろうけれど、今の価値観でみると微妙な気分になってしまう。置屋のおかあさんを演じた木暮実千代が見事。もらい泣きしそうになる。恩師のお嬢さんの存在がこの話のキーだったんだな・・彼女はいやな描き方されてなくてよかった・・なんか「ガラスの仮面」っぽいともいえるようなストーリーっぷりだ。

婦系図 [VHS]