細雪

今まで「細雪」を83年の市川崑版、59年の島耕二監督版とみてきて、最後に一番古い阿部豊監督版をみた。このバージョンは旧家のはねっかえりっぽい四女の妙子を高峰秀子が演じていて、一番妙子に沿って描かれていたような気がする。妙子が好きなのでこれが一番好き。啓ぼんとのやりとりも楽しくて。関西のぼんぼんものってなんか好きなので。。高峰秀子はやっぱりすごい女優さんだな。関西弁がもうひとつだったりしたら幻滅するからどうしよう・・なんてみる前迷っていたのは杞憂だった。対照的に描かれている三女の雪子のおとなしそうだけどしれっとした感じも山根壽子さんという女優さんがすごく上手に表現されていた。

★2018年1月、「平成細雪」というドラマをみて、なかなかよくて以前みた「細雪」の記事を探していたら、このバージョンの「細雪」二回みて、同じような感想を持っているようで。。(こちら参照)


細雪(上・下巻) [VHS]

細雪(上・下巻) [VHS]