家族の肖像

はじめ高踏的な生き方をしている教授にふりかかってくる事どもの唐突さに安部公房風の作品なのか?と思った。でもそこは唐突でもいいんだろう。闖入者ということが大事なんだから。古いものが生きていく上で取り入れる新しい血みたいなもの、という気配や、若き男性へのまなざしに重きが置かれ、その前では男女関係なんて・・といわんばかりの濃厚な空気は他のヴィスコンティ作品とも共通するものだなぁ。。