ピナ・バウシュの世界

シャンタル・アッケルマンという監督がピナ・バウシュの舞台製作の模様を撮ったもの。
アルモドバル監督の「トーク・トゥー・ハー」にピナ・バウシュの姿はうつっていて、そこが高く評価されたりしているのだけど、これをみて、あの映画のテーマとピナ・バウシュが表現しようとしている、愛の葛藤、個と他者への愛の相克、みたいなものがぴったりマッチしているのがわかった。
これがダンス?というような斬新な表現なんだけど、それが強靭な基礎のもとにできていることがみてとれる。