アルタード・ステーツ

芸術家の伝記作品などをたくさん撮っているケン・ラッセルがどうしてトンデモSFみたいな本作を？とずっと思っていたのだけど、みてみて、なるほど、ケン・ラッセルという人は画面からも推測できるように過剰な人への思い入れがある人なんだなぁと納得した。前半のサイケデリックな感じの場面も楽しめるし、後半の種の起源・・みたいなシーンでは、監督の「惑星」も思い出し、宇宙的なことへの興味もある監督だから、こういう映画を撮るのもそう突飛なことではないか・・と勝手に納得した。
割合主題はまじめかなとも思うのだけど、話の展開ゆえに笑ってしまうようなところもあるんだけど、ウィリアム・ハートという役者さんはこんな感じのデビュー作でその後割合まともな仕事がきているのだから、よい循環にはいれたんだなぁ・・

アルタード・ステーツ 未知への挑戦 [DVD]