チャンネルはそのまま

今年の1月より新しい仕事が始まって、慣れるのに往生しまくり、落ち込んでいたタイミングで、ちょうど読んだ佐々木倫子さんの新刊は、「バカ枠」で採用された地方TV局新人報道記者の日々を描いたものでえらく元気づけられた。苦境がリアルに感じられて。でもウソっぽくない救いがあって。職場のひとたちそれぞれ個性が強いのだけど魅力的に描かれていて。倫子さんの描く世界はほんとにいい。表情豊かな絵もすてきだし。舞台になるTV局報道の現場についてきちんと調べてかいてある感じがして、ちょうどこの主人公と同じ職種の友人のことにもすごく思いをはせた。

203pで人を喰った感じの先輩がいう

バカは失敗をおそれない。化けてエースストライカーになることがある。

このせりふは自分の生活の中ですごく実感することがある。


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