第一部はずいぶん前に読んで、さーっと二部にはいったのに、この二巻を通しての連続ドラマでいえば、最終回の二回前のいったん物語が平板になるところで、一度自分とはかけはなれた世界のように思えて遠ざかっていたことに読み終わった今気がつく。自分がストップした直後に目を離せないドラマが繰り広げられている。。主人公を中心に読んでいることもあって、上の子に夢中になっているお母さんがちょっとしんどかったのだけど、そこを描くおはなしだわな。そういう背景あっての彼であって。たぶん、うちの子たちが自分の視点で物語を書いた時、自分の意図せぬように描かれたりしそうだなと強く思う。
- 作者: 佐藤多佳子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/22
- メディア: 単行本
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