初山滋-永遠のモダニスト

中野翠さんのコラム「甘茶日記」*1で初山さんの「たべるトンちゃん」の紹介がしてあり、そのモダンさに大変惹かれた。初山さんのことをもっと知りたいなと思っていたらうってつけの本が。「おとぎの世界」の作品のおとなっぽい雰囲気や、50年代から60年代にかけての「初山モダニズム」、色彩も美しくコラージュぽさなども楽しい「コドモノクニ」の作品群(「コドモノクニ」というのはほかに雑誌にかかわっていたメンバーをみてもつくづくすばらしい雑誌だなと思う。)などゆっくり味わえた。ほんと見事な藍をきれいにいかした私家本、「月の世」という版画絵本や年賀状まで紹介され満足がいく。初山さんは光村図書の教科書の表紙を57年から79年までかいておられたよう。そういえばそれらにおぼえがある。

初山滋―永遠のモダニスト (らんぷの本)

初山滋―永遠のモダニスト (らんぷの本)

甘茶日記

甘茶日記

たべるトンちゃん

たべるトンちゃん