父が学生時代大好きだったそうで、DVDが売っているのをみて欣喜雀躍。モノクロでクラシックなんだけど、それぞれ役者さんが達者で入り込める。今まで自分がみてきた映画の中ではエルンスト・ルビッチのものをみている時みたいなテイストを感じた。ミステリーなんだけど人間観察に基づく笑いもあって。二人の間に何か共通点はあるのか調べてみたら、ドイツやオーストリアからアメリカにうつった監督がアメリカでフィルム・ノワールをたくさん撮っているという資料(こちら)にたどりつく。また、ルビッチがドクターストップで途中で撮りきれなくなった映画をこのオットー・プレミンジャーが撮っているそう。この作品はアカデミー賞の撮影賞をとっているようだが、そういえば最後のカットとかすごく凝っていたなぁ。
・・と、とりあえずの感想を書いたあと、父にDVD返却しつつしゃべったところ原作者のヴェラ・キャスパリという人が優れているからおもしろいのだろうという話。(こちらのサイトに詳しい経歴が。。)前述のサイトの映画脚本の仕事の欄に載っている「三人の妻への手紙」というのもおもしろいらしい。
さらに、いろいろ調べていたら「ツイン・ピークス」に影響を与えている、という話を読み(こちら)、なるほどいわれてみれば、とも思う。
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