この本を読んでいると、映画「メゾン・ド・ヒミコ」のことをすごく思いだした。終生きれいなものをずっと愛し続け夢を見続けておられる感じが。本当にご自分のたどってこられた道をよくここまで語られたなぁと思うような本だった。若い時のお仲間四谷婦人会のはなしがとてもおもしろい。金子國義や四谷シモン、宇野亜喜良などの話は知っていたけれど、江波杏子、辻村ジュサブローなどはこの本ではじめて御仲間と知った。そして十分うなずける感じ。
ルネさんは実在の人の一生を描いた評伝がお好きとのことだけれど、わたしもこの分野は大好き。松本清張の「菊枕」、ちょっと読みたくなった。
- 作者: 内藤ルネ
- 出版社/メーカー: 小学館クリエイティブ
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本
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