オノ・ナツメさんのコミックはくどくどせりふで説明しないところが粋なんだけど、ときどきその沈黙の言葉が読み切れないときがあって。。この短編集は幸いそういう状況に陥らず、とってもわかりやすくおもしろかった。どれも男同士のそれこそいちいち言葉に出すのは照れ臭い心の交流をうまく描いている。中二の息子が部屋においておいたこのコミックを読んでおもしろい、っていっていたのがうれしい。自分の仕事が二人一組なもので、刑事のパートナーものっていつもなんかすごい親近感を感じながら読んでしまう。この作品集の中でも一番好きだったのがその話だった。
- 作者: オノ・ナツメ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: コミック
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