あなたと私の合言葉 さようなら、今日は

終盤ストーリーが小津映画みたいだな、って思いながらみていたけれど、はじめの方のかわったしゃべり方も含めてこれは小津映画のパロディーだと指摘されている方もネットにおられて、なるほどあの不自然なしゃべり方はそうだったのかと思ったり。。。*1ストーリーは女の子の明るい強引さで動いていき、「これでいいの?」って感じもあった。この感じ「あの手この手」*2とかにも通じるかな。。このころの映画に出てくる関西女って小津監督の「彼岸花」とかでもやたらしっかりしていてこういうイメージなんかいなー、どうしても。。と思ったり。。あ。。この部分もパロディ?扱っているものは小津監督と似ていても切り口や表現に市川崑らしいちょいシニカルな笑いが仕込まれている感じがした。若尾文子のスーツ+メガネ姿がすごくモダンでかわいらしい!

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彼岸花 [DVD]

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*1:若尾文子の冒頭のしゃべりについては市川監督っぽいとおっしゃってる方それこそ小津監督のパロディとおっしゃてる方と二つの意見をみた。どっちにも説得力があって決めかねている。

*2:http://d.hatena.ne.jp/ponyman/20041107/1194520871