野良猫ロックシリーズ3〜5

また浴びるようにwowowから録画した野良猫ロックシリーズを観る。やっぱり私は藤田敏八監督のものの方がアクションアクションしてなくて好きだな。。ヒッピーのユートピアみたいなものがでてきて。。野良猫ロックの公式ページはこちら

第三作目の「野良猫ロック セックス・ハンター」は、藤竜也の演じたバロンのキャラクターなどもあいまって評判がいい作品らしいが、これ安保とかそういう時代背景あっての映画なんだろうな。。姉が基地の外国人に乱暴されたという傷口から、日本人と付き合っている外国人狩りみたいなのをするんだけど、その狩られるほうはピュアで純朴なタイプで、ちょっと藤竜也にいれこめない。その狩られる側で準?主人公みたいな役で安岡力也が出てくるが、若い頃こんなにかわいかったんだ。。これはほんとお宝映像だと思う。

野良猫ロック・セックス・ハンター [DVD]

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第四作目の「野良猫ロック マシン・アニマル」では、藤竜也がサングラスで武闘派みたいなよくあるイメージでなくて、哀愁をたたえたインテリみたいな役で出てきてなかなかよかった。藤竜也だと全然気がつかなかった。梶芽衣子って表情などに可憐な感じがあるので余計人気が出たんだろうな〜。これも、ベトナム戦争だとか米軍だとかという時代がポイントになっている。

野良猫ロック・マシン・アニマル [DVD]

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第五作目の「野良猫ロック 暴走集団'71」。これは藤田監督のものなのでどこかのどかな空気も流れている。大人社会対おとなになりたくないヒッピー、みたいな感じで時代の空気がプンプン。ヒッピーたちが新宿でバスにペインティングをして根城にしているんだけど、ウィリアム・クラインの「モデル・カップル」の1シーンとかも思い出した。クラインは76年。。この映画のほうが先だ。。世界のあちこちでああいう風景が繰り広げられていたんだな。。この映画の中では原田芳雄がヒッピーのたばね役みたいな感じで、ぼさぼさ髪のちょっと頼れる兄ちゃんって感じ。70年代、中村雅俊がああいう系統をさらにのんびりさせたおにいさんって感じですごく人気あったな。。とか思った。そうそうこの「野良猫ロック」シリーズは音楽シーンが結構な比重で出てくるのだけど、この映画にでてきた堺正章、若くてみんなにかわいがられるアイドル的なノリで新鮮。確か3作目に出てきたゴールデンハーフもなつかしかった。

野良猫ロック・暴走集団’71 [DVD]

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モデルカップル [DVD]

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