ゆれる

ゆれる

ゆれる

映画「ゆれる」を監督が小説化したもの。映画の方をみてないで読むのどうかとおもったのだけど、映画にいく段取りがつかないのでとりあえず先に。でも、結末知ったから映画に行く気が失せた、なんて感じにはならなく、これは映像ではどういう感じで表現されているのだろう、とますます映画への興味をかきたててくれるようなものだった。小説としても、親子二代にわたる兄弟の葛藤をそれぞれの立場から語らせ、それぞれの人間を一面的でなく描いてくところにとても好感がもて、大変ひきつけられた。