決闘高田の馬場

ちょっと前にアラカンさん版*1のをみたのだけど、評判はこっちの方がいいときいていて。。確かにこっちの方がキレがいいし、明るい！アラカンさん版も悪くはないのだけど、テーマ性がありすぎ・・こっちの方は観て爽快なチャンバラ劇になっている。バンツマさんの映画は、遺作で部分的に吹き替えもあったとかいう｢あばれ獅子｣しかみたことなく、他にくらべるものがなかったのでそれはそれで満足したりしていたのだけど、やっぱりお元気な頃のバンツマさんはもっといい！色気もあるし、チャーミングでかっこいい！田村正和より男っぽい感じだけど、男くささはなくて、すらりとしている。
もともと三谷幸喜さんのPARCO歌舞伎の｢決闘！高田馬場｣をみて、おもしろかったもので興味をもってあれこれ観ているんだけど、くらべてみると、PARCO歌舞伎でわたしが好きだった長屋のおばあさんとかは、ちょこっとでてくるものの、三谷版の方がずっと活躍するんだと判明。長屋の人たちのコミカルさはこの映画独特のものもあった。アラカン版では女がらみの話に結構重きを置かれていたように感じたのだけど、こっちは、どんちゃん愉快な感じですすんでいて、マキノ雅広監督の手腕を堪能した。

決闘高田の馬場 [VHS]

*1:http://d.hatena.ne.jp/ponyman/20060427/1146098624